連休を利用して、恩師と共に六本木AXISにて行われていたBRAUN展に足を運んできました。
備考:
BRAUN Design World
50 Years Braun Design Innovation
待ち合わせ場所だったTUTAYA TOKYO ROPPONGIでは、佐藤卓デザインの携帯電話やFordのNew FOCUSが展示されていて、相変わらず飽きの来ない待ち合わせ場所だなぁと関心。
本題のブラウン展ですが、会場の隅々にまで広がる確固たるデザインへの必然・信念が心地のよい展覧会でした。
ブラウンという会社は、つい最近まで私にとって「ひげそりの会社」でした。(ブラウン = 朝サラリーマンに髭を剃ってもらい、白い板に剃れた髭を叩き付ける、”アノ”CM。)これは私が無知だった事は勿論否めないのですが、近年の日本でのブランディングの方向性と、ブラウン社が育んできたブランドとの決定的な差異が根底にある気がしてなりません。
そんな印象だった会社の産み出し続けてきたプロダクト。目の当たりにするや否や、そのあまりのストイックさに恩師と感動しきりでした。二人して本当にその場所から動けなくなってしまて、ちょっと困ったくらいです。
ちょうどTUTAYAで佐藤卓デザインの携帯を見た後だったからかもしれませんが、特に初期のシェーバーのデザインは、そのまま今の携帯電話に応用できるものばかり。たとえばBRAUN Design Worldページのシェーバーなどなど。
機能や性能、独りよがりなデザインを押し付けることなく、限界にまで弾き絞った簡潔さと美。それがこの展示会の製品達には溢れていました。先日ご紹介したBalance in Design 美しくみせるデザインの原則でも取り上げられていたコーヒーメーカーなども、実際に実物を見ることが出来て良かったです。
「ひげそりの会社」だとばかり思っていた会社に、惚れこんでて帰って来てしまったのですから、完敗でしたね。
会期は10/16までなので、今週末にもう一度足を運ぼうかと思っています。絆されるのではなく、背筋を正してくれるデザインの空間。 それを味わう六本木の週末も、なかなか素敵な過ごし方かもしれませんね。